4年かけて打率1割を、2割5分に変えた話。
継続するために、大切なこと。
私の打率は、2割5分です。
別に野球選手ではなく、
私の仕事における打率です。
普段は、コンテンツの企画設計から販売までを行う仕事をしています。
「誰に・何を・どう届けるか」を考えながら、商品の企画や教育コンテンツ、販売導線を作る感じです。
4本つくって、
ちゃんと当たるのは1本。
残りの3本は、
世の中的に言えばハズレと言われます。
もちろん全て、
150%の力を注ぎ込んで、
熱量をもって作っています。
ただし、
全部売れるわけでも、
全部ヒットするわけでもない。
そしてこの数字は、
4年間積み上げて、
やっとここまできました。
数年前の私は、打率1割台。
そして昔はこの数字が、
すごく恥ずかしかった。
人様に見せられる
内容でもないわけです。
でも今は、
この数字が本当に誇らしいです。
なぜそう思うようになったのか。
少しだけ、
聞いてもらえたら嬉しいです。
私は、不器用な方です。
別に頭がいいわけでもないし、
要領がいいわけでもない。
ガッツだけは、
あったんだと思います。
ただ、
できる先輩ばかりで、
劣等感を抱いていました。
なんで、
そんなにすごい企画が作れるのか。
なんで、
そんなに鋭いライティングができるのか。
なんで、
呼吸するように、
プロモーションの設計ができるのか。
逆に、
なんで自分は数時間かけても
企画が作れないのか。
何時間もかけた
ライティングがダメなのか。
なんで私が作った
プロモーションの設計は、
売れないのか。
同じ時間をかけているはずなのに、
自分だけが取り残されている気がして。
何をやってもうまくいかない。
そんな日々でした。
ただ、
それでも歯を食いしばり続けました。
企画を出しては外れ、
出しては外れ。
何がダメなのかもよくわからないまま、
それでも手を止めなかった。
正直、
やめたい日の方が多かったです。
夜中に企画書を見返して、
「これ、誰が欲しいんだろう」と
自分で思ってしまう日もありました。
それでも、
少しずつ前進はしていく。
ちょっとずつでも。
気づいたことはメモをして、
朝と夜に反省会。
うまくいった人の企画を何十本も見て、
自分との違いを、1個ずつ言葉にした。
華やかなことは何もない。
ただ地味なことを、やめなかっただけです。
そんな日々を、4年間過ごしました。
そして…
いきなりでした。
1割が2割へ。
10本出して1本だった当たりが、
5本出して1本に変わっていたんです。
劇的な瞬間が
あったわけじゃないです。
ある日パッと
覚醒したわけでもないです。
気づいたら、
打率が上がっていた。
たった1割を上げるために、
4年間費やしました。
でも、不思議なもので。
そして振り返ると、
その1割がとても嬉しくて。
誰にも見えない
この1割が、
私にとっては、
かけがえのない財産になっています。
なぜそうなったのか。
振り返ると、
答えはすごく地味なことでした。
ちょっとずつ前進することを、
やめなかったこと。
外れた企画を分析することを、
やめなかったこと。
細部へのこだわりを、
やめなかったこと。
そんな小さな改善を止めることだけは、
しなかったんです。
派手なことは、
何ひとつやっていません。
ただ、
毎回ほんの少しだけ、
前の自分より良くしようとした。
その「ほんの少し」が積み重なって、
いつの間にか打率を変えていました。
才能でもなく、
センスでもなく、
ただ「やめなかった」ということ。
振り返れば、
それだけをやっていました。
いや….
それだけで、
十分だったのかもしれません。
自分の打率を
ぼんやり振り返っていたときに、
ふと気づいたんです。
仕事って、
サイコロとは違うんだなと。
サイコロは何回振っても、
1が出る確率は変わりません。
100回振ろうが、
1000回振ろうが、
6分の1は、6分の1のまま。
でも仕事は、違いました。
外した企画のあとに、
「なぜダメだったか」を考える。
次の企画で、
その気づきを反映する。
すると、
打率が少しずつ上がっていく。
1割だったものが、
1割5分になり、
2割になり、
2割5分になった。
サイコロなら、
確率は固定されたまま。
でも私の打率は、
振れば振るほど上がってきた。
だから運は、
ただ待つものじゃない。
外して、考えて、
変えて、また振る人だけが、
少しずつ自分のほうへ
引き寄せていけるものだと思っています。
私が好きな言葉の中で、1つ。
メジャーリーガー
ダルビッシュ有選手の
こんな言葉があります。
「練習は嘘をつかないって
言葉があるけど、
頭を使って練習しないと
普通に嘘つくよ。」
今はこの言葉の意味が
なんとなくわかります。
ただ打席に立ち続けるだけじゃ、
打率は上がりません。
がむしゃらに振るだけでは、
同じ空振りを繰り返すだけです。
大事なのは、振ったあと。
なぜ外れたのか。
どこがズレていたのか。
それを考えて、次の1本に反映する。
この差だと思うんです。
そして最近になって、
よく見かけるようになった言葉。
長倉さんもノートや記事で、
口が酸っぱくなるほど言っています。
失敗から学べ。
すぐに行動しろ。
地道にコツコツやれ。
そして、
イケハヤさんが繰り返す
「コツコツ」という言葉も、
正体はこれだと思っています。
ただ量をこなせ、
という話ではなく
外して、
その外れ方を見る。
なぜ届かなかったのかを考える。
どこでズレたのかを見つめる。
そして、
次の一振りを少しだけ変える。
その繰り返しをやめないこと。
きっとそれが、本当の意味での
「コツコツ」なんだと思います。
打率を少しでも上げるために、
過去を分析してから打席に立て。
出して、外して、
なぜかを考えて、次に活かす。
このサイクルを止めない人だけが、
打率を変えられるんだと。
先人たちは、知っているんです。
ただその言葉の裏に、
どれだけの三振があったのか。
多くは語らないと思いますが、
きっと理解できないくらい
打席に立ったから言える
セリフなんだと私は思っています。
だから私も当たった1本は、
偶然じゃない。きっと、
外れた3本が育てた、1本だと。
これに気づいてから、
外れた企画を「失敗」と
呼ぶのをやめました。
代わりに、
2つだけ書き出すようにしています。
「なぜ外れたか」と「次はどう変えるか」
反省文じゃなくて、
次の打席のための素振り。
それだけでいいと思っています。
当たった1本を喜ぶより、
外れた3本をちゃんと見つめる。
その3本の中にしか、
次のヒットの種はないから。
だからこそ思うんです。
すぐに結果が出ないことは、
ダメなことじゃない。
今の世の中は、
「最短で」「最速で」「すぐに結果を」
という言葉であふれています。
3ヶ月で月収100万。
半年でフォロワー1万人。
1年で人生が変わる。
そういう世界を否定はしません。
ただ、
そのスピードに乗れなかった自分を
責める必要も、ないと思うんです。
私は4年かけて、
やっと1割上がっただけの人間です。
でも、その4年間は
無駄だったのかなって。
振り返ると、
財産でしかないです。
むしろ、
時間がかかったからこそ、
身についたものがありました。
すぐに出た結果は、
すぐに消えることもある。
でも、
時間をかけて積み上げたものは、
なかなか崩れない。
そういうものだと、
今は思っています。
コツコツ
続けている自分のことを、
もう少しだけ
信じればいいんじゃないかなって。
その1歩は、
誰にも見えないかもしれない。
数字にも出ないかもしれない。
でも、確実に、
打率は上がっていくと信じて。
むしろそこにこそ、
価値があると思っています。
外して、考えて、
変えて、また振って。
だから今日も、
打席に立ちます。
何割何分何厘の、
何厘を上げる作業かもしれません。
誰にも気づかれないような、
小さな小さな前進かもしれません。
それでも。
今日も、コツコツと。
誰にも気づかれないような、
小さな小さな前進かもしれません。
だからまた、
バットを振ります。
2割5分から、3割を目指すために。
最後までご確認いただき、
ありがとうございました。
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新規事業でもそうですが、100打って1本当たれば御の字ぐらいの精神でやっていかないと成功できないと思うので、積み上げ大事ですね😂
打率2割5分ならかなりすごいし、めちゃ実力者です、さすが😂
たけひささん、
自分が挑戦し続ける事の大切さを改めて感じました。
息子の空手道場でも考えながら練習しないとただ体を動かしているだけ、何年も経つと凄い差になると指導をされています。同じ場所で足踏みしないようにしたいですね。